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2025.02.10

第17回九州工学教育協会シンポジウム「九州の大学・高専における半導体産業の人材育成」を開催しました

ニュース

2025年2月4日にリファレンス駅東ビル(福岡市博多区)において、
第17回九工教シンポジウム『九州の大学・高等学校における半導体産業の人材育成』
をハイブリッド形式で開催しました。

シンポジウムでは、以下の講師をお招きし、それぞれ講演いただきました。
※各資料の著作権は、各講師が保有しており、営利目的での使用を禁じています。
 本資料は、各講師の許諾なく無断で改変、公衆送信、販売、出版、翻訳/翻案することは
 営利目的、非営利目的に関わらず 禁じられています。

① 熊本大学大学院先端科学研究部 教授
連川 貞弘 氏
「熊本大学における半導体人材育成」
②九州工業大学マイクロ化総合技術センターセンター長/教授
中村 和之 氏
「マイクロ化総合技術センターにおける半導体人材育成とリカレント教育」
③熊本高等専門学校 電子情報システム工学系 教授
高倉 健一郎 氏
「高専における半導体人材育成」

 



本シンポジウムでは、連川氏よりTSMCの進出により全国的にも注目されている熊本県の半導体を取り巻く現況や九州で半導体企業への人材輩出が最も多い熊本大学における半導体・デジタル人材育成の現状と課題・カリキュラムの全体像、中村氏より九州工業大学マイクロ化総合技術センターにて実施しているリカレント教育(社会人向けの実習/遠隔版セミナー)の内容や大学の枠を超えたマイクロデバイスのR&Dプラットフォームとしての活動展開、高倉氏より全国の高専が進める半導体人材の育成のための講義新設や半導体技術者検定試験への対策講座、オンデマンド教材や「ワンフレーズ集」の開発、自治体・地域企業への取り組みについて等、多岐にわたる事例をご紹介いただきました。

引き続き行われましたパネルディスカッションでは、九州工学教育協会山本会長と井上常務理事の進行のもと、講師には参加者からの様々な質問への回答だけではなく、大学、研究施設、高専といったそれぞれの立場から半導体産業の人材育成の現状や課題、今後の方向性など様々なお考えをお話しいただきました。

本シンポジウムを通して、我が国のこれからの半導体産業を支える人材としては様々な分野の知識を身に着ける必要があること、そのような人材の育成・確保には理系人材・工学系人材の育成が不可欠であることが改めて浮き彫りになりました。本協会は、半導体産業のみならず、将来の日本を支える人材育成及び産学官の連携をつなぐ場として、今後も工学教育に係る活動への支援を行ってまいります。

≪お知らせ≫
次回の夏のシンポジウムは令和7年7月8日(火)に第18回シンポジウムを開催予定です。
開催日の変更等があればホームページにてお知らせいたします。